【2025年4月ベトナムにて②】ホーチミン大学での登壇が決定しました

この度のベトナム出張では、ホーチミン大学の幼児教育学部長であるBUI HONG QUAN(ブイ・ホン・クアン)先生をはじめ、課長や博士の皆様とお話させていただく貴重な機会をいただきました。

沢山の説明ができた訳ではありませんでしたが、学部長からのシンプルでありながら核心を突くご質問に一つひとつお答えしていく中で、なんと、幼児教育学部の学生や大学院生の皆様への講話とワークショップの講師として、ホーチミン大学での登壇が決定したのです。

さらに、偶然にも学部内で「親子で参加できる良いプログラムを探している」という話題が出ていたそうで、親子向け教室の開催もご依頼いただくという、驚きの展開となりました。

短期大学の保育科を卒業後、専攻科に1年進学し「こどものあそび」について研究してきた私ですが、学歴が重視されると伺っていたベトナムにおいて、大学、ましてや大学院で学生の皆様にご指導させていただくなど、考えも及ばないことでした。今回のお話は、まさに夢のようです。

隣で通訳してくださるユンさんも、この展開に大変感激され、驚かれていたのが印象的でした。

私のことを大学にご紹介くださったユン社長と、ホーチミン大学幼児教育学部のBUI HONG QUAN学部長は、「これまでの経験の積み重ねと、ふれあいあそびへの熱い想いが素晴らしいです。学術的なことは私たちに安心してお任せください。専門家としてお迎えし、これまでのご経験と実践されていることを、私たちが言葉にして伝えていきましょう」と、本当に心強いお言葉をくださいました。

BUI HONG QUAN学部長は、常に私に教えていただこうという謙虚な姿勢でお話してくださり、その素晴らしい博識と人間性に深く感銘を受けました。

「なでなで」の優しく、愛のこもった日本語ならではの声掛けから生まれた歌と共に、ふれあいあそびがベトナムの地で広がることを心から嬉しく思います。この想いに共感してくださる皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。早速、学生の皆様に向けた授業の準備を進めてまいります。

BUI HONG QUAN学部長より、美しい蓮の花の作品をプレゼントしていただきました。蓮はベトナムの国花であり、愛国心や伝統、文化への誇りを象徴する花なのだそうです。
蓮の花の作品を贈ることは、相手の人格の美しさや尊敬の念を表し、敬意と感謝の気持ちを伝え、相手の幸せや平穏を祈る、といった深い意味が込められていると、ユン社長が教えてくださいました。

この温かいお心遣いに心から感激しています。感謝の気持ちを胸に、これまでと変わらず、一歩一歩、着実に歩み続けてまいります。