Adapted Sports Support Center(ASSC)設立20周年感謝の集い

2026年3月3日、アダプテッド・スポーツサポートセンター(ASSC)の設立20周年を祝う記念式典が、大阪キャッスルホテルで開催されました。

Adapted Sports Support Center(以下ASSC)は、2005年12月に設立されました。
活動目的は、アダプテッド・スポーツの普及・復興を目指し、学校・企業・地域と連携しながら、高齢者や障害者のスポーツに関する調査研究、情報提供、普及活動、人材育成、イベント支援などを実施することです。スポーツを通じて、障害のある人もない人も共に生きる「ノーマライゼーション社会」を実現することを目指しています。

目的に向かって真摯に取り組み、数多くの活動を展開

  • 障害の種類や体力に合わせたスポーツ(車いすバスケットボール、ボッチャ、フライングディスクなど)の講習会や体験会の開催

  • スポーツ指導者やボランティアの育成・研修

  • 障害者スポーツに関する調査研究や情報発信(ニュースレター・Web記事の発行など)

  • 地域の学校や企業との連携によるスポーツイベント・フェスティバルの企画・運営支援

  • 誰もが気軽に参加できる「共生スポーツ」活動の普及

  • 「パラスポーツの日」「パラスポーツスタジオ」など、パラスポーツに特化したイベントや番組の企画・運営

  • 既存競技(ボッチャなど)を用いたオリジナル大会・カップ戦の開催

  • 咲洲こどもEXPOへの参加や車いすテニストーナメント支援など、他イベントとの連携による独自の普及企画

これらはほんの一部で、数えきれないほどの活動があります。多くの方にアダプテッド・スポーツを知ってもらい、参加してもらい、一緒に楽しんでもらいたいという強い想いを胸に、現場で積み重ねてこられたのです。

支えてくださる皆さんのおかげで20年


こうした活動は、多くの支援者のおかげで継続できました。スポンサー企業様への感謝の盾贈呈も、心に残る場面でした。

 

20年の軌跡を振り返りながら未来について語る座談会

プログラムの最後を飾ったのは、ステージでの座談会です。設立当初は「特別なこと」と見なされることも多かった中、「誰もが当たり前に」スポーツを楽しめる社会へ向けた活動を20年継続された軌跡を振り返り、未来へのメッセージが語られました。心に深く響く時間となりました。

一部の司会をお勤めになられたNHKアナウンサー永井伸一さん
パラスポーツの放送にも長年携わってこられ、アテネパラリンピックでは、現地キャスターとして開会式、閉会式の実況も担当され、ASSCの設立者高橋明さんとも長く深いご縁で繋がってこられました。

こちらの団体の顧問でいらっしゃる、陸上競技選手、オリンピックでは銀、銅とメダルを獲得された素晴らしいご功績をお持ちの、有森裕子さんの、「つながり、高め合える仲間とともに、幸せな社会をつくる」という力強いメッセージが心に響きました。

ASSC創設者の高橋明さんは、いつも実体験に基づく生々しくもあり、現実の厳しさ、勇気、共感、志が胸に迫り、原動力となる感動に満ちるお話をしてくださります。その想いと情熱に、多くの方が感動され、共感され、皆さまの人生の分岐点、ターニングポイントとなられていらっしゃいます。

現在団体の代表として皆さんに指揮を執っていらっしゃる浦久保康裕さんの、大きな心と、全ての人をふわっとつかみどころのない最高の笑顔で包んでくださる優しさと温かさに、繋がる人皆さんを巻き込み、良い空気感を作ってくださるお人柄に学ぶことばかりです。

感動の懇親会へ

 

感動的な1部のあと、2部の懇親会では、日本中から集まったパラアスリート、ASSCの理事・会員、スポンサー皆さまが同窓会のように懐かしみ、語り合い、笑い、時には涙を共有する温かな時間を過ごせました。

 

お母様との約束を果たすバイオリン

交通事故で右腕を失った20歳の頃から、苦難を乗り越え日本初の片腕看護師として活躍した伊藤真波さん。北京・ロンドンパラリンピックで平泳ぎ入賞を果たし、幼少期に習ったバイオリンを再び練習。お母様に聞かせたかった曲を演奏する今は、バイオリン演奏・講演活動と3人の子育てで大忙しです。演奏も講演も、溢れる感動と勇気をいただきました。

多くのパラアスリートの皆様の、明るくユーモアのあるスピーチに会場は更に盛り上がりました。

 

誰一人欠けても成り立たなかった活動への感謝

最後は理事の皆さまが一人ずつご挨拶。「あらゆる人がスポーツを楽しめる社会」を本気で実現しようと挑戦し続ける想いが伝わりました。

天国へ旅立ったかけがえのない仲間への話もございました。そのご家族も大切な仲間です。

障害の有無を超え、誰もが豊かに生きられる社会を真剣に考え、実行する大人の姿に、胸が熱くなりました。


2部の懇親会で司会を拝命いたしました。お声がけくださった尾崎さん、高橋さん、浦久保さん、真田さん、そして当日お世話になりましたすべての皆様に、貴重な機会をいただきましたことを心より感謝申し上げます。

今後もASSCの共生社会の本質を追求した活動が、多くの方にパラスポーツの魅力を伝え、多様性への理解を深められますよう祈願いたします。

 

 

 

 

この度、懇親会での司会・進行を務めさせていただきました。
式典、イベント、懇親会、講演会など、あらゆる分野でその開催の趣旨を大切にした司会進行に努めます。
いつでもお気軽にお声かけくださいませ。

 

文責:桑原あずさ