武庫川女子大学にて研修を実施いたしました

【ふれあい なでなであそび 世界に通じるふれあいメソッド】

2026年8月20日、武庫川女子大学にて、「ふれあい なでなであそび」をテーマに、これまでの取り組みと、今後の展望について、講話の機会をいただきました。
在学中の学生、大学院生、地域の子育て支援事業をされている方、子どもの発達のサポートに携わる方、元小学校教諭、校長、保育園、幼稚園の経営者、園長、保育士など、幅広い年齢、職業の方がご参加くださいました。

 

なでなであそびは心のインフラ

研修の前半では、これまで「ふれあい なでなであそび」をどのように構築し、活動を広げてきたのか、その歩みからお話をさせていただきました。

子育てや教育には、さまざまな考え方や方法、価値観があります。

その中で、子どもが育っていくうえで、何よりもまず大切にしたいこと。
それは、心の安定、そして愛着形成ではないでしょうか。

私たちは「ふれあい なでなであそび」で、親子がふれあい、愛情を伝え合うことを通して、子どもの愛着形成につながる「心の基盤づくり」を大切にする取り組みとして構築してきました。

では、なぜ「ふれること」が大切なのか。
なぜ、日々の親子のふれあいが、子どもの心の育ちにつながっていくのか。

「ふれあい なでなであそび」のテキストをご監修いただいている先生をはじめ、これまでご指導いただいてきた大学の先生方から学んだこと、そして愛着形成やふれあいに関する科学的な知見や研究なども交えながら、その背景についてもお話ししました。

 

 

なでなであそびの実践的なご紹介もいたしました。

 

言葉も文化も、子育てを取り巻く環境も異なる国々で、なぜ「なでなで」が受け入れられているのか。

こうした「心の基盤を大切にする」という考え方が、言葉や文化の異なる国々で、どのように受け止められてきたのか。

ベトナム、そしてハンガリーへとつながっていった「ふれあい なでなであそび」の歩みを、実際の経験とともにご紹介しました。

幼稚園や大学など、海外の教育・保育の現場で実践を重ねる中で、私自身が強く感じてきたことがあります。

それは、国や言葉、文化、子育ての習慣が違っても、「赤ちゃんを大切に想う気持ち」「親子の絆を育みたいという願い」は、世界共通であるということ。

日本語のオノマトペ、「なでなで」というやさしい響き。
そして、ふれることで、言葉だけではない愛情や想いを伝え合うこと。

このような「なでなで」が持つ温かさを、国境を超えた現地の先生方や学生、親子の皆様との出会いや交流を振り返りました。
「ふれあい なでなであそび」が海外の教育・保育現場でも受け入れていただけたエピソードなどもシェアいたしました。

 

参加者同士の交流

研修の後半は、参加者の皆様によるグループディスカッションを行いました。

テーマは、

「現在の子育てを取り巻く状況や課題」
「グローバルな視点から見た、日本の子育て・世界の子育て」

参加者の皆様それぞれの経験や立場から、活発な意見交換が行われました。

中には、さまざまな国の親子が通う教室に携わっている方、保育現場で働いている方、保育園を運営されている方などもいらっしゃいます。

日々、親子や子どもたちと関わっているからこそ感じること。
それぞれの現場だからこそ見えてくる、今の子育てを取り巻く状況や課題。

さらに、異なる文化や子育てにふれる中で感じていることなど、多様な経験や視点が共有され、とても有意義な時間となりました。

国や環境が違えば、子育ての文化や価値観にも違いがあります。

その「違い」を知り、互いの経験に耳を傾ける一方で、対話を重ねる中で改めて感じられたのは、子どもの幸せを願い、大切に育みたいという想いは、国や文化を越えてつながっているということでした。

一つの答えを出すためではなく、それぞれの経験や考えを持ち寄り、互いに学び合う。

そんな皆様の活発な意見交換が、会場のあちらこちらで広がっていました。

 

「なぜ、私は『なでなで』を続けているのか」
「誰のために、何のために、この活動をしているのか」

最後に、これからより多くの方に「ふれあい なでなであそび」を知っていただき、日々の子育てや保育の中で実践していただくために、どのように活動を広げていきたいのか。

これまでの歩みとともに、これから目指していきたい未来、今後の実践的な展望についてもお話しさせていただきました。

 

ご参加いただいた皆様からのお声

当日は、参加者の皆さまから、前向きなご感想をいただきました。

■大変分かりやすい講義でした。「なでなで」の可能性を無限に感じましたし、世界中の家族が幸せになる未来を感じ温かい気持ちになりました。

■今回お声がけくださいましてありがとうございました。とても学びになり、自分も大きな目標を持ってこれからも伝えていきたいことをまとめていきたいと感じました。

■普段あまりこのような機会がないので、自分の考えを言語化したり、素晴らしいご活躍をされていらっしゃる皆様の話を聞くことができ、新たな気づきをいただけました。

■安心安全が根底にある事の大切さを改めて実感しました。安心安全があるからこそ、子どもは世界を探索し、育っていける!世界共通で心のインフラが必要だと感じました。

今回うれしかったことの一つが、研修そのものだけではなく、この場をきっかけに参加者の皆様同士にも新たなつながりが生まれていたことです。

参加者の方々が大学の先生方とも交流され、それぞれの活動や専門分野を越えて言葉を交わされている様子を拝見し、学びだけでなく、人と人とがつながり合う時間にもなったことを大変うれしく感じました。

「ふれあい なでなであそび」もまた、たくさんの方との出会いとご縁に支えていただきながら、少しずつ歩みを重ねてきました。

 

日本から海外へ。
そして、海外で得た気づきや学びを、また日本の子育てや保育へ。

今回の研修は、武庫川女子大学 教育学部の大倉健太郎教授に、このような貴重な機会を設けていただき、実現いたしました。

大倉教授は、比較教育学を専門に、海外の教育や文化、社会的背景などを幅広い視点から研究されています。

ご参加くださった皆様、貴重な経験や想いを分かち合ってくださった皆様、そして、このような機会をつくってくださった武庫川女子大学教育学部のお世話になった皆様に、心より感謝申し上げます。

これからも、国や言葉、文化を越えて、子どもを大切に想う気持ちをつなぎながら、「なでなで」を通した親子のふれあいの輪を広げてまいります。

本当にありがとうございました。

文責 桑原あずさ

 

ふれあいなでなであそびについてご紹介とご説明はこちらをご覧くださいませ。